せっかちとは、何か行動するときに、「早くしなければならない」、「急がなきゃいけない」、「急がないと損をする」という気持ちにせきたてられて、よく考えたり、準備したりせず、すぐに行動に移してしまう性質のことを言います。
「性急(せいきゅう)な性格」、なんて言ったりもします。
たとえば、こういう感じです。
【具体例】
・エレベーターが来るのを待っていられなくて階段に向かってしまう
・赤信号が青に変わるのを待てなくて信号無視して渡ってしまう
・集合時間のだいぶ前に到着しないと気が済まない
・外食時に食べ終わったらすぐに店を出たくなってしまう
・宅配便が到着するのを待っていられずネットで何度も確認してしまう
・メールやチャットの返信が待っていられず催促してしまう
こんな感じです。
反対の意味の言葉(反意語)としては、「のんびり」とか「マイペース」とかが挙げられます。
要するに、簡単にいうと「せっかち」というのは、「のんびりしていられない」、いつもせかせかしている人の性格のことですね。
「待つこと」がどれぐらいできるのか、という感覚は人によって異なるわけですが、「待つこと」ができる時間が短い人たちを「せっかち」といい、長い人たちを「のんびり」「マイペース」というわけです。
エピソードで意味を掴もう
百聞は一見にしかず、ということで、せっかちの意味を実際の事例3つから掴んでもらいましょう。
学生時代、私はとにかくせっかちで何事も急ぎがちでした。 ある日、大事な試験に遅れまいと家を早めに出たのですが、急ぎすぎて道を間違え逆方向の電車に乗ってしまいました。 気づいたときには大幅に遅刻してしまい、結果的に試験開始に間に合わず大失敗。 せっかちな自分の焦りが裏目に出た瞬間でした。 それ以来、急ぐときも一度冷静になることの大切さを痛感し、少しずつ心の余裕を持つよう心がけています。 せっかちは短期的には効率的に見えても、冷静さを欠くと逆効果だと実感しています。
これは典型的なせっかちの例ですね。
後先を考えずにパッと行動してしまって失敗してしまう例です。
昔、せっかちな私は「早く帰ろう!」と急いで駅のホームに走りました。ところが、焦りすぎて逆方向の電車に乗ってしまい、逆に遠回りする羽目に…。友人には「せっかちすぎて自分に振り回されてるね!」と笑われました。この失敗から、急ぐ時ほど冷静さが大事だと学びました。今では少し落ち着いて行動するよう心がけていますが、せっかちな自分も嫌いじゃないです。むしろ、その勢いで良い結果になることもあるので、バランスが難しいですね。
これも似たような感じの典型例ですね。
なぜか周りよりも焦り過ぎ、慌て過ぎなのも特徴です。
私自身のせっかち失敗談です。 私は車の運転をしているのですが、せっかちだからか赤信号があると脇道に迂回してやり過ごすことがよくあります。 赤信号をじっと待っているのが、せっかちな私には耐えられないので。
そんなある日大阪市内へ車で買い物に出掛けたんですが、左折する予定だった交差点の信号が赤に変わりました。
いつも走っている道路ではないからマップは把握していませんけど、大体どこも似たようなもの。 赤信号手前の脇道に入り、すぐに右折すれば左折後に走る予定だった道路に合流出来るだろう。これなら赤信号を待ってから左折するより早く行けるだろうと思ったんです。 ということで信号手前の脇道を左折したものの、その後右折が出来ません。
右折しようとしても、進入禁止になっていて右折が出来ないんです。 私の地元は田舎なので進入禁止・一方通行って数えるぐらいしかなく、脇道を迂回してもこんなトラブルに遭ったことはありませんでした。
でも大阪市内は都会だからか、脇道は進入禁止だから。 結局右折することは出来ず、そのまま大通りへと突き当たってしまいました。
その大通りを右折すればリカバリーできるのですが、この大通りは中央分離帯があって右折は出来ません。 仕方なく左折で道路に合流し、その後Uターンしようと思ったら交差点は転回禁止になってUターンが出来ません。
ここまで拗れてくると目的の道路がどこだったかもあやふやになってきます。 結局車を停車させて地図を確認してルートを把握することで合流は出来たのですが、これで15分程タイムロスをすることに。
赤信号を迂回しようとせっかちな行動を起こしたばかりに、余計に時間がかかってしまうという情けない結果を迎えてしまいました。
こういう感じの運転をする人は周りにいないでしょうか?これも「待てない」というせっかちな人の代表的な特徴ですね。
こういう感じのせっかちエピソードを掲載していますので、他のページもご覧ください。
⇒笑えるものからヤバいものまで!せっかちエピソード運転・交通編
せっかち・のんびり診断
ご自分が、せっかちなのか、のんびりなのかを診断するための、「せっかち度診断」がこちらにありますので、よろしければ、ご自分がどれだけせっかちかを数値化してみてください。