このページでは、せっかちな人の「末路」とも呼ぶべき失敗談と、さらに注意喚起の意味も込めて、極端にせっかちな人の身体的な健康の危険性についての情報もまとめます。
それでは早速ひどい失敗談を見てもらいましょう。
せっかちな人の「末路」
ここでは「末路」というにふさわしい、当サイトに寄せられたせっかち体験談をご紹介します。
注意喚起的な内容も含まれますので、ぜひ日常生活での参考にしてください。
私自身のせっかち失敗談です。
私は車の運転をしているのですが、せっかちだからか赤信号があると脇道に迂回してやり過ごすことがよくあります。
赤信号をじっと待っているのが、せっかちな私には耐えられないので。そんなある日大阪市内へ車で買い物に出掛けたんですが、左折する予定だった交差点の信号が赤に変わりました。
いつも走っている道路ではないからマップは把握していませんけど、大体どこも似たようなもの。
赤信号手前の脇道に入り、すぐに右折すれば左折後に走る予定だった道路に合流出来るだろう。これなら赤信号を待ってから左折するより早く行けるだろうと思ったんです。ということで信号手前の脇道を左折したものの、その後右折が出来ません。
右折しようとしても、進入禁止になっていて右折が出来ないんです。
私の地元は田舎なので進入禁止・一方通行って数えるぐらいしかなく、脇道を迂回してもこんなトラブルに遭ったことはありませんでした。
でも大阪市内は都会だからか、脇道は進入禁止だから。
結局右折することは出来ず、そのまま大通りへと突き当たってしまいました。その大通りを右折すればリカバリーできるのですが、この大通りは中央分離帯があって右折は出来ません。
仕方なく左折で道路に合流し、その後Uターンしようと思ったら交差点は転回禁止になってUターンが出来ません。
ここまで拗れてくると目的の道路がどこだったかもあやふやになってきます。
結局車を停車させて地図を確認してルートを把握することで合流は出来たのですが、これで15分程タイムロスをすることに。赤信号を迂回しようとせっかちな行動を起こしたばかりに、余計に時間がかかってしまう
という情けない結果を迎えてしまいました。
まあ、この程度の失敗はせっかちでなくても時々ありそうですが、せっかちの人はこういう急がば回れ的な、急いだのにむしろ時間を大幅にロスする失敗は多そうですねw
私は友人の中でもせっかちで有名です。このせっかちというのは良い面があったりしますが、良くない面が出てしまうことも多々あります。
我が家の駐車スペースは積雪に耐えられるように金属で作られていて、尚且つ土地の問題もあり横幅は広くはありません。そんな中、フルサイズのセダンを新古車で購入して手を加えて愛車に仕上げました。ところが4か月が経過しようとしていたとき、帰宅時にバックで駐車をする際に、せっかちが仇となって左後ろをカーポートの柱にぶつけてしましました。
警告音は出ていたので本来であればブレーキを踏んで一旦前進することが必要ですが、性格上何を急いでいるんだというくらい大失態です。後から確認するとリアバンパーの左側の下には傷跡が残っており、せっかくの愛車に傷隠しモールを貼ることになってしまいました。最悪です。
こちらも車の失敗談ですが、時間のロスだけではなく車体を傷つける失敗も多そうw
せっかちというだけで、かなり修理費嵩んでそうw
せっかちというだけで時間もロスしているようですが、経済的にもロスしているのかもしれませんね。
私の友人は非常にせっかちな性格で、何事も急ぎたがるタイプです。彼は仕事に遅れそうになり、信号が青に変わるのを待たずに前の車を無理に追い越そうとしました。そのとき、右折してきた車に気づかずに衝突事故を起こしてしまいました。幸い命に別状はありませんでしたが、相手の車は大破し、友人もむち打ち症で長期間通院が必要になりました。事故後、彼は反省はしているものの、根本的なせっかちな性格は変わらず、同じような場面でまた焦ってしまうようです。私は彼の事故を通じて、せっかちで急ぐことがどれだけ自分や周囲に迷惑と危険をもたらすかを強く感じました。急ぐ気持ちはわかりますが、安全第一で行動してほしいと心から願っています。
また車の失敗談ですが、こういう事故につながるのは笑えないですね。
相手にも迷惑をかけていますし、人命にも関わるので、自分の時間的、経済的なロスだけでは済まないので、注意していただきたいものです。
最悪、事故を起こして刑務所に入れられてしまうことだってあるわけなので、これは非常に注意喚起的な失敗談になります。
私は昔からせっかちな性格で、常に「少しでも早く」を意識して行動していました。ある日、仕事に向かう途中、信号が赤になっているにも関わらず、少しでも遅刻を避けようとバイクで交差点に突っ込んでしまいました。交差点の先には対向車が走っており、避けきれずに衝突。転倒して全身打撲、右腕の骨折で入院することになりました。バイクも修理不能で廃車に。事故の影響で仕事も長期間休まざるを得ず、家族や同僚にも大きな迷惑をかけました。事故直後は「少し急いだだけなのに…」と自己嫌悪に陥り、せっかちがこんな大きな代償を招くとは思ってもみませんでした。入院中、日常の何気ない時間の大切さや、安全の優先を痛感しました。それ以来、急ぐ気持ちを抑え、どんなに忙しくても無理はせず、安全を第一に行動するよう心掛けています。せっかちのせいで失ったものの大きさを思い知った、人生で最も後悔した経験です。
私は30代のWEBエンジニアで、普段から仕事の締め切りを意識しすぎて、つい何事も急ぎがちと自覚してます。数年前の話ですが、せっかちさが原因で本当にひどい事故を起こしてしまいました。あの日は、クライアントとのミーティングに少し遅れそうで、イライラしながら車を運転していたんです。信号が変わりそうだと感じて、ついアクセルを踏み込んで黄色信号に突っ込んでしまいました。そしたら、横から来る車とぶつかってしまって、私の車は大破。相手の方も軽い怪我を負わせてしまい、警察沙汰になりました。幸い命に別状はなかったけど、修理費や保険のやり取りで数ヶ月大変で、仕事も一時ストップ。相手の方に本当に申し訳なくて、謝罪の電話をするたび胸が痛かったです。あの出来事で、せっかちって結局自分も周りも傷つけるだけだって痛感しました。焦る気持ちはわかるけど、命に関わることでは絶対に我慢すべきですよね。それ以来、時間に余裕を持って行動するよう心がけていて、少しはマシになった気がします。でも、時々仕事でイラッとする瞬間があって、まだ完全に治ったわけじゃないんです。皆さんも、急ぐ気持ちに負けないでくださいね。安全第一が一番です。
上2つも注意喚起失敗談。せっかちな人は、こういう事故がかなり多いみたいです。
ほんとに注意してください。
ひょっとして、せっかちな人がいなくなったら、交通事故が半分ぐらいになるのでは?
接客業なので働いているのですが上司がとてもせっかちでみんなに嫌われています。とにかくスピード重視でいつも周囲をせかします。入ってきたばかりの新人にも「急いで」というのでほとんどの新人は長続きせず辞めていってしまいます。私が「そこまで早くすると逆にミスをしますよ」といっても聞いてもらえませんでした。ですが、ある時事件が起こりました。上司がせっかちのためお皿を落としてしまい、それがお客さんに当たりお客さんがすごい勢いでクレームを言ってきました。私たち同僚は「いつかやらかすと思った」とみんな陰口をたたきました。結局上司はその後移動になり、新しい上司はまともな人なので労働環境はとても平和になりました。
このような職場でのエピソードも多そうです。
せっかちを理由に移動させられたり、クビになったりしている人も多いのでしょう。
私には3歳下の弟がいます。成績は私よりも優秀なのですが、昔からとてもせっかちな性格で、大人になった今でも直っていません。高校時代はこんな出来事がありました。
ある日の朝、寝坊をして時間がないので食事も取らず寝ぐせもそのままに急いで出掛けていきました。最低限の学生服には着替えたので問題ないだろうと兄である自分は思い、それから少し経って私も大学に行く時間が迫ってきたので準備をして玄関に向かうと、愛用のスニーカーの姿がどこにもないのです。代わりにあるのは弟の汚れた革靴です。どうやら間違えて履いていったのです。
まあ腹立てても仕方がなく、帰宅する夕方には戻ってくると思っていたら、なんとその日は上靴で帰ってきたのです。弟曰く、「帰りに下駄箱を開けたら知らない靴だったから気持ち悪い」と、仕方なくて上履きを履いて帰宅したそうです。おい、兄のスニーカーを間違えてしまったとなぜ気付かないと突っ込んだら、「しまったー、ゴメン」と反省していました。
「下駄箱を開けたら知らない靴だった」って、どんだけ物が見えてないのでしょうか。朝、自分が履いてきた靴なのにw
この子はこれからどんな「末路」が待っているのか、心配になります。
人気ブランドのバッグがフリマアプリに格安で出品されていました。「早い者勝ち」と書かれていたのを見て、確認もせず即購入してしまいました。届いた商品は、縫製もロゴも雑な偽物だったのです。冷静に出品者の評価や写真を見ていれば防げたはずなのに、悔しさと自己嫌悪で数日眠れませんでした。さらに腹立たしかったのは、後から周囲に「そんなの怪しいに決まってる」と言われたことです。まるで当然の失敗かのように扱われて、恥ずかしさと悔しさが倍増しました。自分の判断ミスを責められるのは当然ですが、あのときの言葉は心に刺さりました。安さに目がくらんだせっかちな自分が恥ずかしく、今では「即決」は禁句です。価格よりも信頼を重視するようになり、取引前には必ず出品者の過去評価と写真の細部まで確認するようにしています。
せっかちな人は、こういう詐欺にも引っ掛かってるのかもしれないですね。
たしかに、こういう瞬間的に判断してしまう人は詐欺師の格好のターゲットなのかもしれません。
私の父親はかなりのせっかちでお寿司屋に行った時にそこのお寿司屋がどのくらいのわさびを入れているお寿司屋かも分からない状況だったにもかかわらず、最初からわさびをたくさん入れて欲しいと注文しました。
そのお寿司屋は特に父親のその注文に文句を言うこともなくたくさんわさびを入れることを了承しました。そして、いざわさびがたくさん入ったお寿司を家に帰って食べようと下時に悲劇が起きました。
それは父親が想像していた以上に大量のわさびが入っていてとても普通に食べられるようなお寿司ではなかったということでした。
ですが、わさびをたくさん入れてくれと頼んだ手前お寿司を食べないわけにもいかないと意固地になって脂汗を大量にかきながらそのお寿司を我慢しながら食べている父親を見てなんで確認もしないでわさびを大量に入れてくれと頼んで後悔することになっているのかと見ていました。
せっかちは体に悪そうです。。。
家族が失くしたものを探すために、車の運転席のドアを開けて上半身だけを伸ばして中を物色し、やっぱりないかとドアを勢いよく閉めたところ、ドアの角が額にのめり込むように刺さり、流血するハメになった。頭の中では、見落としているところはないか最後にもう一度確認しようとしているのに、身体はドアを閉めてとっとと家の中に戻ろうとなっているのか、頭が完全に車の外に出ていない段階で閉めてしまった。家に入り、鏡で額を確認すると、ドアの角の角度で皮膚が切れて軽く陥没しており、しばらく圧迫しないと血が止まらないほど。家族からは名誉の負傷と言われたものの、自分で自分の頭を挟んで負傷とは周りの人には恥ずかしくて言えなかった。それまでも、冷蔵庫のドアで頭を挟んだことはあっても、怪我をすることはなかったため、油断していた。
流血沙汰も多そうだなあ。
自分だけならいいけれど、他人を巻き込むこともありますからね。気をつけて!
職場の同僚の男性社員。遠方の支店から商品を急遽大量に受け取ることになったので急いでトラックに乗り込んで出発したのは良いものの、中身が空のトラックに乗らずに間違って中身が満載の別のトラックに乗ってしまいました。それだけでもかなりダメな状態なのに電話をかけてもSNSでメッセージを送っても無視。挙句の果てには高速道路でスピードを出し過ぎたらしく魔のカーブで横転して高速道路を2時間封鎖。奇跡的に本人も後続の他のドライバーもケガはしませんでしたが、トラックの中にあった商品のほとんどが破損していて大損害になりました。本人から最初の一報を受け取ったときは「はぁ?いったいおまえ何言ってんの?」という感じで社内にいた全員が呆れかえりました。本人は焦ってうっかりしていて乗るべきトラックを間違えたと言っていましたが、中身が満載だったのだからアクセルペダルを踏んだりブレーキをかければ車体が重いことくらい直ぐに分かるだろうと誰もが思いました。しかもその日は高速道路でトラックが横転した映像をテレビニュースで何度も何度も流されて苦情電話が殺到し、事故のことで警察にも怒られ、あのときの社内は本当に修羅場でした。でもその同僚は特に反省することなく、クビになることもなく、今では高速道路を2時間封鎖したことを武勇伝にしています。
怖いですねえ。
どれだけ多くの人に迷惑をかけたのでしょうか。
せめて反省してくれ。。。
「末路」にならないための、健康への注意点
ということで、失敗談を見ていただきましたが、見ていただいた通り、怪我をしたり、病気の原因になりそうなものも多くありました。
本当に「末路」になってしまう可能性も十分ありそうです。
そこで、一つ大きな注意点を最後にご紹介します。
実は、せっかちは寿命を縮めているとする説があるのです。
医学の世界で、性格をタイプA、タイプBに二分し、「タイプA行動パターン(タイプAパーソナリティ)」「タイプB行動パターン(タイプBパーソナリティ)」と呼ぶことがあるのですが、これは簡単にいうと、「タイプA行動パターン」がせっかち、「タイプB行動パターン」がのんびりを指します。
この分類はアメリカで1959年に行われた、心筋梗塞や狭心症の発生が人の性格に起因していることを証明した研究*で用いられた分類なのですが、その研究によると、タイプAの人たちはBよりも心疾患を患いやすいという結論に至っています。
*”Association of specific overt behavior pattern with blood and cardiovascular findings; blood cholesterol level, blood clotting time, incidence of arcus senilis, and clinical coronary artery disease”, 1959年, 著者:Meyer Friedman, Ray H. Rosenman
つまり、せっかちは心疾患に罹りやすいというのです。
ただし、その後2008年の日本国内の研究では、タイプAが心疾患に罹りやすいのは女性だけで、男性はタイプBの方がかかりやすいという逆の研究結果がでたり、といったこともあり、一概にタイプA(せっかち)が短寿命に直結するとも言えないのですが、それでも以下のように、それ以外の研究を踏まえ、専門家もせっかちと早死にの関係をこう言っています。
せっかちさんは早死にしやすい?
(中略)
たとえば、先ほどの「タイプAパーソナリティ」ですが、この傾向が強い場合、心筋梗塞や狭心症などのリスクが高くなるという研究が報告されています。
額に青筋を立ててイライラと怒る姿は、 いかにも血管が破裂しそうですが、むしろ実際にはゆっくりと血管にダメージを与えています。
しかし、怒りやイライラだけでなく、せっかちさんの大きな性質である「待てない」という部分も寿命に関係してきます。
これは、「テロメア」という細胞の核の中にある染色体の構造に影響しています。テロメアは、遺伝子の端の部分がほどけないようにキャップのような働きをしています。
人は誰でも、このテロメアが年齢とともにだんだんと短くなっていき、保ちきれないくらい短くなったときに寿命を迎えます。
しかし、怒りやイライラ、何かに追われているいるような感情、ネガティブな感情などが長時間続くことで、テロメアが短くなるスピードを早めることがわかっています。ーー『いつもの焦りやイライラがなくなるせっかちさんの本』 杉浦義典 著 より
このように、せっかちは心疾患だけではなく、いろいろな健康への悪影響があるというデータがあるのです。(心疾患の他、うつ病、生活習慣病全般、ストレス性疾患全般などのリスクが高いという研究もあります。)
ですので、せっかちなAタイプの人は気をつけて、何か不調を抱えている人も、もしかするとせっかちが原因かもしれませんし、今はまだ健康な人も気をつけてみるといいと思います。
ちなみに、ご自分がAタイプに該当するかどうかは、こちらに診断テストがありましたので活用してみてください。
⇒https://www.jhf.or.jp/topics/2014/003578/